未来のない恋

30歳の既婚者子無しの自分勝手で最低な人間の恋

初デート

初デートの日、嫁と休みが一緒で家を出る時に何となくソワソワしていた

そのせいか嫁になんか最近浮気してるでしょと言われたが誤魔化して家を出た


駅にバイクで向かっている時も今日は会うのをやめておこうかなとか、より怪しまれるの嫌だしバックれちゃえば良いかな、なんて思っていた


しかしながら、結局は悩みながらも駅に向かった


彼女は先に来てブラブラしていたので、俺が駅に着いたら連絡することになっていた

駅に着き連絡をしたら近くのスタバにいるから5分くらい待っててと返事が来た


駅でソワソワしながら待っていると、キレイでかわいい女性がやってきた

今日来てくれへんかと思ったけど、来てくれて良かったと言われた

その関西弁がまたたまらなくかわいくて一瞬にして彼女に引き込まれてしまった


レストランに着き、向かい合って食事をしながら他愛のない話をした

初めて明るいところでちゃんと顔を見て気付いたけど、本当にかわいい顔をしていて笑顔がステキだった


直視が出来ないから後ろを見るふりをしてずっと彼女の顔を見入っていた

生まれて初めて一目惚れをした瞬間だった


つづく

はじまり

妻あり子無しの30歳です。


人生どこに向かっているのか全く分からない状況に差し掛かっている状況


嫁とは仲は良いけど二人とももうなんの為に働いてるのか、なんの為に一緒にいるのか分からなくなってきている
特に嫁は仕事が終わって帰ってくると、寝るか携帯をいじるかしかなく、生きる意味さえ見失って見える
それを見ているのが辛い、一緒にいるのは同情でしかないのかもしれない


打開をするには子供を作るしかないけど3年くらい抱いてない、今更どうやって抱けばいいのかもわからない




そんななか、暇つぶしで始めたチャットで岡山在住22の歳の女子大生と出会うことになった



今年の2月から何となく連絡を続けていて、いい子だなとは思っていたものの会ったこともないし、とくに会いたいとも思っていなかった


10月に入りひょんなことから東京に遊びに来るから会おうということになり、お台場
で食事をすることに


当日駅についてみると、見た目は清楚で大人びていて笑顔の素敵な女の子が待っていて、思わず照れてしまい顔を直視することが出来なかった



それが未来のない恋のはじまりでした