未来のない恋

30歳の既婚者子無しの自分勝手で最低な人間の恋

デートの後

初デートの別れ際、彼女は誕生日プレゼントに熊の手がついたしおりとチョコレートと手紙をくれた


どうやら俺の印象はチャラそうで他に何人も女の子の影があるように感じてたそうで、手紙の終わりに関西地区担当の彼女よりと書いてあった


熊の手のしおりは、普段俺の事を熊さんと言っていたのでおれにぴったりとおもって誕生日プレゼントに買ってくれたそうだ


面白い子だなと思った反面、全く信用されてないんだなとも思った


何となく続けてたLINEから好意を持ってやりとりをするLINEへと変わっていった

一日1~5通ほどしか交わさなかったLINEがデートの後には数十から数百LINEをするようになった


彼女にタバコは嫌いだから吸っちゃダメだよと言われ、本気でこの子を振り向かせたいと思い10年辞めれなかったタバコも辞めた


その頃には嫁のことは全く頭に無くなってしまった


次のデートを2ヶ月後に約束して、毎日毎日他愛のないLINEを続けた



ある日、好きな異性についての話になった

彼女のタイプの男性は浮気をしない人


彼女の仲の良かった男友達が彼氏のいる女の子と関係を持った話を聞いて、彼女は関係をたったと言っていたのを聞いた


もちろん既婚者だから一緒になれる可能性はないし、離婚をしたところで出会った時期は嫁がいた事は消えない過去なのでそれがわかった時点で一緒になれることは無いと改めて実感した


そんなこんなで踏み込んだ話が出来ずにLINEを続けてたある日、あなたは先のことを何も考えてないと怒られた


次のデートも会いたくないと言われ少し口論になった


つづく